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2008年6月の5件の記事

岩手・宮城内陸地震

岩手・宮城内陸地震で被害が少なかった要因は幾つかある。

・余震の規模が小さかった:中越は30分後の本震を同じ規模の余震があった。
連続して地震力を受ければ倒壊が増えるのも道理である。
岩手・宮城は最大余震がM5.7と割合小さく余震被害が少なかった。

・良好な地盤:山岳地の良好な地盤で地震の周期も短周期だった。
キラーパルスの長周期にならなかったのが被災を少なくした。
中越は長岡市に向けて川沿いに軟弱地盤があり被災を大きくした。
柏崎も地盤が悪く被害を大きくしている。

・点在した集落が多い:大きな街が無く、集落が点在している地域。
街があれば安普請の住宅街があるが、集落は伝統構法の家が多い。
造りのしっかりした雪国の普請でもある。結果被災が少ない。

・割合裕福な地域:太平洋側なので集落も観光などでほどほど潤っていた。
稲作など農業もわりと順調かと。家のメンテナンスする余裕がある。
日本海側だともうちょっと被害が大きかったかも。

思いつく範囲で箇条書き。

発生日時 平成20年6月14日 8時43分頃
震 源 地 岩手県内陸南部(北緯39度01.7分、東経140度52.8分)
震源の深さ 8㎞
規 模 マグニチュード7.2(暫定値)

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天窓落下事故は防げた

天窓落下事故が気になったのでちょっと調べました。
案の定、落下防止器具は開発済みでした。
http://www.kkryoko.co.jp/toplight/kotei/kotei06.html
学校、病院、マンションなどに設置されている天窓は
ほとんどがこのメーカーの製品です。
Kotei602


学校での天窓の落下事故は過去6件起きていまして、
99年に2件・01年にも2件と一年に複数おきてもいます。
文科省は監督省庁として早急に手を打つべきだった。

対策器具は後付けできる物なので、
各区市町に指示をして2~3年で完了させれば良かった。
所轄官庁の認識の甘さが余計な被害者を増やした。
このモヤモヤしたやるせない気持ちなんでしょう。

そういえば。
件の学校の設計者は防護策の設置を区の担当者が断った
と話をしていますが、断られても付けるべきだろう。
必要と思っていたなら一筆取ればいい。
そこまでやると役人は腰引けて設置できたのでは。

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適材適所 木づくり

木には多様な種類があり、それぞれ特性があります。木の持つ特性を正しく知って活用しないと、伝統構法で建ても家が長持ちしません。正しい木づくりを行いましょう。

使いやすい材種

杉・檜:針葉樹の素直な木目、加工のしやすさ、耐久性の高さと、使いやすい材です。柱・梁から床や壁の板材まで活用できます。檜の方が含有樹液のヒノキチオールがより耐久性を高く、防蟻性があります。しかし、ヒノキチオールからシックハウス症候群を発症する事例もあるのでアレルギーがある場合は使うのに注意してください。
近い樹種で檜葉・椹(サワラ)があります。どちらも耐久性が高く、水のかかる場所でも結構持ちます。檜葉はウッドデッキ・土台・浴室の壁など、椹は浴室の壁など。

曲げに強い材

松:樹液の性質からか粘り強い材料です。梁に使います。雨掛かりには弱いので荷重がかかる梁は雨仕舞いを配慮するか、檜など別の材とします。年数がたつと虫食いがあるのも悩ましいです。キチンと駆除すれば問題ないので見つけたら早く対処して下さい。

使いにくい材種

広葉樹:木目が綺麗で材が固く持ちも良いのですが、乾燥に時間が掛かり経年変化で捻れ曲がりが起きるのが難点です。例えば、栗は水に強く持ちが良いので土台に使うと良い材です。しかし、梁や柱に使うと後々捻れ曲がり家を壊すことになります。総欅造りも見応え有り迫力ありますが、乾燥が甘いと木組みが捻れて持ちません。広葉樹の雑木を柱に使う例もよく見ますが、十数年は大丈夫でも後々捻れ曲がるとか大きな割れが起きないか心配です。広葉樹は板材でよく乾燥させて床や造作家具で使うのが適しています。

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欠陥住宅の対策

建築業界紙日経アーキテクチャーの記事から

基礎工事の地業は建築基準法では細かい基準が無く金融公庫仕様でも具体的な指針がありません。性能保証でも指針がありません。
しかし、地業の不手際から基礎に欠陥が出ることが多く建築学会が普通の住宅など小規模な建築向けの手引きをまとめました。これから建てる方はぜひ参考にしてください。

小規模建築物基礎設計指針
# 出版社: 日本建築学会 (2008/03)
# ISBN-10: 4818905747
# ISBN-13: 978-4818905740
価格:¥ 4,725 (税込)
================================
日経アーキテクチャー
【住宅基礎の死角】設計者も施工者も“基本のキホン”を再確認すべき
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20080617/523391/

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天窓転落事故

先ずは亡くなられた子供の冥福を祈ります。

事故現場の写真を見て何故柵がなかったのが不思議でした。
私が設計したら子供が近寄れないように防護柵は作ります。
エアコンの室外機と天窓は最低限囲います。
この設計ミスは言い訳できないですね。注意力無さ過ぎ。

そして、壊れた写真を見ると解りますが、天窓に飛び乗っています。
プラスチックが危険とも思わず全体重を掛けて・・・。

プラスチックをかぶせているのは光の調整もありますが、
屋上の点検中に作業員が誤ってガラスを踏み抜かないため。
プラスチックであれば勢いよく乗ることはしないですから。

無邪気な子供を考えると柵を作っても乗っかっているかも。
小学校の屋上に天窓を作ることが禁止になるのでしょうか・・・。

それにしても親御さんは何とも言えない悔しい気持ちでしょうねぇ。
子供は空から何を思っているか・・・。死んだら戻れないのに。

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