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2011年6月の1件の記事

岩手県復興計画素案

岩手県が被災地の復興計画の素案を纏めました。被災した状況を分析して3種類の復興プランを立てています。被災の状況分析は図の通りです。
Photo_5

地形による津波被害の状況を適切に分析している印象をもちます。そして、地形上無理な防災計画は立てず、まずは復興を目指して現実的な計画案です。

具体的にプランを見ていきます。

陸前高田など地形的に市街地がほぼすべて壊滅したところの復興プランです。
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海側の低地を緑地・公園・農地として住宅地を大きく高台に移しています。これだけの住宅地を整備できるか、物理的に造成にも限度があるので、ある程度は低いところに集合住宅にて整備する必要があると思います。被害が大きかっただけに復興での住宅整備が一番悩ましい地域でしょう。税金投入による用地買収→県営などの住宅整備がスムーズに進むことを願います。住民の合意によるコミュニティー住宅での復興支援も必要でしょう。

大船渡・釜石などを想定した復興プラン
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海岸部は漁業及び工業地帯として整備復興を目指します。事業の建築は個人財産より復興がやりやすいこと、事業をするには港に面している必要があることから、現実的な復興計画を作っています。住居は高台に移します。用地の整備が上手く進むかどうか一番重要でしょう。安藤忠雄氏設計の六甲の住宅のような傾斜地に馴染ませた集合住宅の整備も考えてはと思います。。

沿岸沿いの小さい集落の復興プラン
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集落の規模は小さいので用地確保も上手く進むように思っています。漁港の復興が進めば一番立て直しが始まると個人的に思っています。集落の繋がりを大切に具体的に進むことを願います。

被災した道路に鉄道を大きく移動する提案もニュースなどでありましたが、用地買収などの交渉が長引けば復興が遅れます。理想論も大事ですが復興も大事です。被災者の生活を考えた議論が第一でしょう。何にせよ、3ヶ月経たないうちに素案が出来たこと、県の担当者をはじめ復興の委員は良い仕事をされています。これをもとに住民との協議が進み一日も早い復興を願います。

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